HARVESTトマト農家宮本健二郎6

「これからの農家について」HARVEST代表 宮本健二郎 × (父)一雄 対談

トマト農家宮本健二郎対談

 

宮本健二郎はなぜ株式会社giftを立ち上げたのか?

 

農業王に俺はなる!!

 

宮本健二郎 僕が株式会社giftをたちあげた理由として。

農業を始めて5年ちょっと、子供の時から合わせると計25年ぐらい農業に触れて育ってきました。

実際に農業に取り組んでいく時間の中で、今まで卸売業を含め農業の量、生産量を上げるなど「量」の時代がずっと続いてきたのかなと思います…

今、考えて思う中で量を増やせ増やせと市場が中心になってJAが中心になってきた時代の中で、

経営計画が見えないとか、拡大したい!品質の良いものを作りたい!

と思う中で、目処が立てにくいというのもありどうすると一番良いのかなとやっていく中で、

まず自分たちは生産者だと、そこを再認識して、自分らでちゃんと目処が立てるような経営計画を立て、販売もしていって

情報発信をしていく事で自分らの経営計画もまた目処がたつだろうし、農業離れした人たちにも注目してもらえるんじゃないかと考えたのが1番のきっかけです。

 

そして今までは一個人がかなり量を増やしていける環境で増えていった中で、これからは残った農家の若い人たちが集まるプラットフォームみたいな場所があると

より集合体として賑やかに明るく世の中に発信していけるんじゃないかと思ったのがきっかけで、(株)giftを立ち上げました。

立ち上げに携わってくれたメンバーの農家のメンバー達、

そして松崎さんも含めて、必要だったメンバーだったのかなと今一年たって思います。

 

HARVESTトマト農家宮本健二郎

 

松崎 それに対してお父さんはどうお考えになられましたか?

 

宮本父 私の見解としては、私自身農業を始めて30年ほどなります。

私が息子みたいな年齢の時には、まだ、物が十分に世の中に足りておらず、作れば売れるという時代。

どんどんたくさん生産していこう、といった向きで、邁進してきました。

 

ここ数年、物も飽和状態に陥って、作れば売れる時代から、自分たちの農産物を商品として認知してもらいつつ、

より販売の方につなげていけるのを考える時代になってたのかなと実感があります。

そういった意味の中には、例えばブランディングだったり、いろいろ新しい需要に対応した品目の取り組みだったり

いろんな考え方があります。

近くのコンビニや色んなスーパーあたりを眺めてみますと、棚に並んでる商品というのはあんまり変わらんように思いますが

どんどん新しい商品が並んで開発されていってるという現状の中に、まあそういった考え方も自分たちでとらえながら

需要に対応した自分たちの立場を考えて、対応していく時代にきたのかなというところで、息子の考えも尊重しつつ合わせたところでいければ

次のステップ、未来につながっていくのかなと思います。

 

宮本健二郎 完全に時代背景っていうのはあるよね。

 

さっき言ったみたいに10年20年前の国が斡旋して量を増やせ増やせの時代から、やっぱ量が足りてしまって次のステップに行く時代の中にちょうど俺とか若い世代というのが何人かハーベストに携わったメンバーが居るとうい事は、自分が中心に発起人なだけであってみんな思う事が似たり寄ったりであって完全に時代なのかなと。

 

宮本父 まぁそれでよかったという時代から、これからどうしてやったら良いだろうかと考える時期にきてるのかなというふうには思いますね。

 

宮本健二郎 だけん逆にいうとやっぱり農家である自分たちが考える農家になっていかんと、今ふるいにかけられた状況だと感じるな…

 

松崎 お父さんたちの時代ときには、農家が独立して商売するみたいな概念みたいなのはなかったんでしょうか?

 

宮本父 いえ、あったのはあったんだけど、ただ、そこまで考えなくとも十分足りてたていう事です。

 

松崎 そこまでリスクを負わなくても良い時代だった?

 

宮本父 そうですね、負わなくても

 

松崎 なるほど、時代が変わったっていう感じですねぇ・・・

 

宮本健二郎 言い方ちょっとアレだけど、まだ儲けたい、まだ上昇できるんだって思う人たちは販売を手がけたり、その中で人が作らない品目とか珍しい物とか
ブランディングも含めて早くやった人たちが、今この時代、先見の明じゃないけど、何かと有利なところにおるのかなと。

 

宮本父 ひとつには自分たちの立場におかれた立地条件にもよると思います
私のところあたりは市場も近くて、そのまんま、出せばOKという
そういうふうな中に、辺鄙な山の奥地とか、そんなところで営んでる農家の人たちていうのは、
自分たちで苦労されて販売をされてきたのかと思います。

 

宮本健二郎 それは感じるね。

 

宮本父 やっぱし人間は、困ってその場に行き詰まらんとですね。

 

宮本健二郎 困るけんがゆえに、その次にその困る悩みばどういう風に解決しようかと考えるし、それは地方に行けば行くほどやっぱ考えるし
環境悪ければ悪いとこほど、農業に限ってはうまく経営している人とか、最先端を取り入れるなどという人たちは田舎に下れば下るほど居ますね。

 

宮本父 悪条件だけんね

 

宮本健二郎 厳しい中で、やっぱ野生の力っていうかね、考えて変化していっとるけん、それが
時代遅れでうちらにきたのかなっていうところは、あるかなぁ〜

 

HARVESTトマト農家宮本健二郎対談2

 

若いリーダーの宮本健二郎がこれからの農業に対して思うこと

 

宮本健二郎 今、農業だけに限らず、ありとあらゆる媒体でみんなが情報を発信するという中で、

やっぱり魅力的な情報と活動を濃くしていかんと、みんなが一斉に情報発信する中で、必要としてくれてる人たちまで届かせれない

というのがあるから、伝える能力も含めて自分らただ若いメンバーが集まって少しばっかり絵になるよっていうこのレベルじゃなくて

何か手段というか、もうちょっと上手に、ちゃんと伝えて行くという術ていうのを身につけて、

作る事は当たり前、商品にしていくのも高いレベルで言うと当たり前、それからその伝えていって必要してくれてる人たちに興味持ってもらって

設立メンバーの農家4人でスタートで、中心になって若い子達の中で渦をやっぱ作って行くという自分らの課題かなと。

という感じで自分がリーダー、リーダー?なのかアレだけど、その中で思う事かなて。

結果的に自分らがその渦を作って行く中で物ていうのは絶対あるけん、その物ていうのは必要にしてる、その自分らの事を知って、

自分たちの情報発信をしたときに必要にしてくれる人たちに伝えるのと同時に、その必要にしてくれてる人他に物もしっかり届けて行く。

で、うちらの場合は農業っていう、そのネタ、農業っていう事業、事業側から情報発信していくっていうのが、一番していきたい事なのかなって。

直接の生産っていうことは、うちらがすることはこの会社ではないかもしれんけど、一個人では生産することでもであって、

それを届けるっていう物販の方が一点と、もう一点は、自分らが若い人たちを取り込んで、より大きい渦をこの熊本市内から作って行くという段階のスタートかなと。

 

松崎 俺もいろんな事業を見てきて感じるのは、昔の時代?時代背景は正直わかんないけど…

物の時代から表現?ことの時代に変わってきてるなていうのは感じますね〜

昔のバブル時代とかって、良いもの作れば多分なんでも売れたっていう時代だったけど、今良いの作っても表現力がないと、絶対届かないし

それが今どんどん職人のジャンルにもきてるのかなって気はしますよね

まぁ例えば、良い刀作ってますって職人が居ても、表現力がないと絶対その刀って売れないだろうし

そりゃ農産物も同じことなんじゃないかなって思うしね

 

宮本健二郎 まぁよくメディアとかで、良い刀とかでドキュメンタリーとか組まれて、やられてるのはごく一部の人でいい宣伝できる人と知り合ったていう、ただそれだけで伝わってるという感じですよね。

 

松崎 そのひとつのツールだけだもんね

 

宮本健二郎 自社媒体、自社の宣伝媒体としては全くなくて、そういう人と出会わんかったら、いいもの作っても埋もれるよっていうとこで、まぁどの業界にしても職人関係一緒かなって
農業にしても、そういう器関係に作る人にしてもやっぱ、

 

松崎 表現力が大事な時代なのかな、農業に対してもね!

 

宮本健二郎 そういうのも含めて、自分らの弱いとこというかないとこに関しては、最初っからわかってたことであって。

何回も言うけど、おれもともと三年?三年前か、三人でちょっとこういう会社に似た、ほんとコンセプトは似たおんなじようなので会社建てようか思ったのもそういう理由だったけど、その時にやっぱ自分らが足りてないなと

感じたのはやっぱ発信にしても今の時代のそのツールを使える人にしても、マーケットに詳しいていういことにしても、自分らがいちばん弱いってするところは、3人おったけど誰も解決できんくて、その中でそのあつい話をしていく中で手を貸してくれた松崎さん、ていうのはこのプロジェクトに一緒に関わってもらって、一緒に壁越えていける、ひとつのこのを会社たてた大きなきっかけにもなります。

今までせんかった勉強もやっぱするし、個人のスキルもあがるし、ますます成長速度あげていけるのかなて感じてるとこ、ではあるかな。

成功するしないていうのも、やりだすと絶対考えんといかんことだけど、成功するためにはいろんな要素が必要で、その時代背景にしてもそうだし、集まってくるメンバーもそうだし、

作ってるそのネタもそうだし、農産物っていうネタもそうだし、それに関わってくれるその適切な人っていのも必ずやっぱ大事になってくるけん、

そこっていうのは一番真剣に、同じ情熱に傾いていける人ていうのがやっぱ第一条件で、それがないと絶対こういうスケールのでかいプロジェクトっていうのは

なかなかスローになるし、途中でやーめたてなるし、そこはやっぱリーダーていうか、自分が代表しとって一番気をつけていかんといかんとこなのかなって、根気強く、やっていくっていうのは。

 

HARVESTトマト農家宮本健二郎対談3

 

松崎 お父さんが考えるこれからの農業っていうのは?

 

宮本父 息子が、せっかくこういった考えで、多くの知恵を借りながら、みんなで動いていこうとしてる中に親の立場で、下支え的な考えとしてはひとつにはですね、

昔は栽培というところにしても、自分たちの顔を作るやりかたでやっとたのをですね、息子も時々言いますが、マニュアル化して、ある程度のところはできる、ていうふうな、そういった意味での下支え。

それと、私もいろんな農業関係の役職で出回る関係もあって、それでつかんできた情報っていうのを

新しいやり方、新しい作物、人気がある、そういったのをできるだけ今から先の農業としての息子がやろうかしてる中に織り交ぜられたらなという思いです。そうしたらより脈が、パイプが大きくなるかなという考え方ありますね。

 

宮本健二郎 今の話で思うことは、作ることにしても、この人に伝えることっていうか、今giftが取り組んでるにしても、やっぱ人に影響させるだけの力をつけるってことが一番大事かなと。

 

宮本父 うん、影響力ね。

 

宮本健二郎 カテゴリー別でどういう影響を与えるかっていうのは、カテゴリーによって全然違うけど、親父が掴んできた情報だったりとかノウハウっていうのを落とし込んで、

それを自分らが成功させることでその向きの人たちに影響力でるだろうし、自分らが今ゼロから1のステップを踏みかけとるこのプロジェクトでも自分らが成功することで人により強い影響力与えるし、言い方あってるかわからんけど目立ってなんぼっていうか、目立つような活動をしてそれを成功させて

人にいい影響を与えていける親子っていうか、宮本家でもないといかんし、そういう会社でもないといかんし、それが熊本市から発信できるっていうのは、幸せかなと。

 

宮本父 最終的にはですね、成功うんぬんていうのも、もちろん大事ですが、みんな喜んでやっていき、目をキラキラさせながら先を考えながらやっていけるってのが、それが一番いいですね。

それにまつわるいろんな情報を取り込んだりだとか、改善点を自分でいろいろ考えたりとか、そういったのがより大事になってくるかなと。

 

HARVESTトマト農家宮本健二郎対談4

 

松崎 他の農家さんのいろんな状況は分かんないですけど、健二郎のお父さんて息子への理解力ありますよね〜。

 

宮本健二郎 いや俺から見ても親父はそうとう頑固なとこはやっぱありますよ!
譲らんていうか、頑固なとこはやっぱあるし、親父から見た俺っていうのもあるんですよね、お互いに
ただ、その中でのその断固拒否みたいな、話聞く前から自分の知ってることは正しくて、知らんことは間違いみたいな
そんなもういきなりちゃぶ台返しされるような親子の関係ではないって、やっぱお互いいいことに関しては耳傾けるし
可能性があるんじゃないかて思ったらやっぱそこに取り組むし、ていうのはありますね。

 

宮本父 ただ息子に現時点で伝えたいのは、肌で感じてっていうのもありますけど、先見据えてこういう風にやっていきたいて考え方、夢持っていくのは一番大事ですけど
手前あって先があるっていう風な考え方を持てよっていうふうなのは言います

 

松崎 夢ばっかり見るんじゃなくて

 

宮本父 見るばっかじゃなくて

 

宮本健二郎 よりリアルに

 

宮本父 自分の足腰が揺らいだら、もう先の夢も消えてしまう

 

松崎 一番大事なとこですね、そこ!

 

宮本健二郎 これで二期目の課題に今なっとるけん、二期目に意味がある活動っていうのをして、ちゃんと収益って形で落とし込みっていうのをしていけるように今、
松崎さんと運営陣では話しよるけん、そこは一年目より特に取り組むとこではあるかな
でもほんとに一年目の感想じゃないけど、いい活動しよったらやっぱり自分らが売り込みに行くとどうしても足元すくわれるとか駆け引きになる部分はあるけど
やっぱいい活動しよる人間に関しては、ある程度融通性もって、聞いてくれるいい人と出会っていくし、いい人がいい人を呼んでくるし、
やっぱその活動のボリュームと内容とあと自分らの熱量、やっぱそこっていうのをちゃんとほんと伝え方ひとつだし、そういう人とかも含めて今から余計にやっていくと
この活動量に比例してってところはあるけど、当然自分らから仕掛けることもどっかのタイミングで思っとる!

 

宮本父 まぁ健二郎にしてみれば、いい人と出会える自分づくり、これが農業方面ばっかりじゃなくて、自分としての人づくり
ていうの一番テーマでもあるかなって

 

宮本健二郎 半分ねそんなこといったら運みたいになるけん、こっちから仕掛けるっていうのもやっぱ絶対いるけど、仕掛けるだけのやっぱ人を納得させるだけの、やっぱ物にしてもツールにしてもボリューム感にしても、やっぱどっかが人よりも秀でとらんとやっぱみんな振り向いてくれんけん、までもその中で今そうやって3人増えて7人農家になって、
商材数も15品から20品に今なりかけてるとこで、取引の方も1社から2社3社て増えようかしよる中で、逆に悪いばっかりじゃなくて、明るい話題てのもないわけじゃないけん、
そこば加速させていければ、うちの会社は強くなるし、それは最終的にこういう形で情報発信できて、人に注目してもらえるって環境ができれば、うちらの会社をたてた意味っていうのがそういうのは少しずつではあるけどでてくるのかなっていうのは思うのかな
やっぱ人にいいなって思う会社とか事業になっていかんと、たてた意味ないしこの会社
例えばそれが設けに偏るとか例えばボランティアに偏るとか じゃなくてビジネスとしても影響力がないと一生産者の生産性っていうのを助けてやるようなことできんし
いろんな売ることだけじゃなくてその地位にしても、紹介にしても自分らでそんだけの、人を喜ばせるだけの会社になっていかんと意味がね
わざわざたてとるのにそういうちょっと強い気持ちをもって、この会社は取り組まんといかんかなと
親父もまだ54だけん、むこう6年、できるだけ早くゆっくりはさせたいて思っとるけど俺になくて作れるっていうことに関しては絶対親父の力必要だし
作らんかったらただのコンサルの人とか、ただの農業関連になるけどやっぱ作っとるけんこそ、やっぱ農家目線で情報発信できるって言うのが
自分らの1番の強みかなって思っとるけん、生涯農業社ってのはおるはおるし、その中で俺は人一倍体力は使うかもしれんけどこのgiftっていうか
二足のわらじになるけど二足ともしっかりした土台ばもってからやっていかなんけん、そのためにはまだまだ親父の力はいるし
スピード早く成長していこうとは思っとるけど

 

宮本父 まぁその両方の考え方のマッチング、ていうことですよ、最終的に
まぁどっちが欠けてもいかんていうふうな、これはおそらく、息子たちの集まってきてるメンバーていうのも、同じ考え方で各家庭があると思う
で、今でいいて考え方だったら一緒にやろうやっていうふうな感じにはならんはずですね
まぁどうにかせんといかんというのが、次のステージあげるステップにつながっていくて

 

宮本健二郎 うん、もっともっとていう貪欲に仕掛けていくていうのばやっぱ、会社としてもね、農園としても追いかけないかんとこで

 

宮本父 あと、宮本家っていうか、giftを含めたとこで、自分たちが今おかれた立場の中に何が不足しとるとだろうて、
どの部分がどういう形で不足しとるとだろうっていうのが、そういった内容ていうのをこう、ぼやけた部分から鮮明に見える化していって
具体化していけば、その道筋とういうのはずっとつながっていくかなて
まだちょっと、ぼやけた段階が、それを見えるものとして作っていくといいと思うよ!

 

宮本健二郎 機会がある時はちょっとgiftのその会議にも参加してから提案とかも全然してもらっていいし、ちょっとその会議の方に行ってみると
もうちょっと深掘りした内容ばやっぱ話すし、ステップが5こあるとすれば噛み砕いて1こ2こ3こて、そういうやっぱ指導は松崎さん中心に
会社が成長するためのその指導っていうのはやっぱ入っとるし、他の知恵を貸してくれる人たちの意見ていうのはやっぱ聞くようにしとるし、
だんだん、現実的に収益をあげるとか会社が太っていくんじゃないかていうイメージは鮮明に出てきよるけん、もう少し経ってから会社に会議とかにきてくれると
やりたいことていうか、ステップや道筋がだんだん親父も、見えたり感じたりしてくるんじゃないかな。

 

宮本父 営利追求
まぁ普通会社っていうとこう、利潤の追求、営利追求、そっちの方に走りがちです
でも、松崎さん含めて息子たちの話の中には、さっきもテーマの中に話したみんな喜んでやっていこうていうふうな、渦を作っていこうていうふうな内容がありました
で、そういった部分がこう、農業の本来の部分ていうのが浮き出た、浮き出てくる部分でもあると思うしですね
そういったのをこう、織り交ぜながら行政とかいろんなこう、立場の人たちをとりこんで、みんなで協力しあって、地域の活性化にもつながる、
自分たちも活性化にもつながる、でみんなで喜んで、熊本の農業はよかったーていうふうな発信ができれば最終的にいいのかなっていうふうなのはありますね。

 

宮本健二郎 最後にこの農業の良さていうか、伝えていきたいなて思うのは、農業ってお金どうのこうのていうよりも、職業のいろんな何百何千てある一番最初の発端だと思うし、いつの時代でも絶対この農業が、農業とか漁業とかまぁその食にたずさわるところがずっと残ってきとるしここっていうのは

 

宮本父 まぁ無くせないな

 

宮本健二郎 無くせんし、これがないと他の仕事っていうのもあわんし、自分たちでゼロの状態から物を作っていくていうそのワクワク感ていうか
その楽しさっていうのは代え難いものがあるし、子育てと似とって
そういうのをより、まぁ今減ってはきよるけど逆向きで広げていける時代だし、そういうのも含めて農業はこれからもっともっと、楽しくなるのかなと
また時代もちょうど変わるけど、次の時代でも必ず重要になってくるカテゴリーだし、人がおる限りは
そういう意味では、絶対に落ち込ませるどころか逆に自分らの代で盛り返してやろうて思っとる
そこは、これから自分らが中心になってから、農業というネタを使って、人を虜にできるかなという、一番大事な課題かなというところ!

 

宮本父 父の立場ではですね、すでにさっきも話した通り、初めて農業始めて30年経ちます。
で、久しぶりに全国の同級生とか仲間とかに会ってみると、いろんな形で自分の思いの中に農業を進めてきてる人たちがいます。
かたや、会社組織の中に観光農園で人をとりこんで、みんなに喜びを与えてやってる人もいれば、農業というのは産業の原点でもあり、
何ていうか、サラリーマンの人たちが退職した後に土いじりするのも、その一環だと思うんです。

 

宮本健二郎 体験的なね

 

宮本父 体験的な。

で、もっとした部分ていうのを仕事の一部に取り入れて、中には私たちの学生の時の先輩あたりはその考え方のもとに
どんどん推し進めて、外国からまでヨーロッパだとかアジアだとか、その心を取り入れにやってくる、農業を営んでる人たちもいます。
で、まぁ営利追求する部分と、そういった人と人との農を通じてのつながり
とまぁ、ついでに環境保全的な景観的な、そういった意味も含めての農家自体は多面的に持ってますので。

その辺も形として何かPR的に良さを伝えた中での、みんな喜んでいける会社に出来上がったらなていう考え方もあります。

 

宮本健二郎 今言ったみたいに作ることだけじゃなくて、農業にふれてもらう体験してもらう、あとはその収穫して実際食べて美味しいとか
感じ方感じさせ方はそれぞれのその方法使えばいっぱいあるし、その中でその農業、物を作ることだからやっぱそのみんなに対して、興味をわかせれるていうとこが一番
農業しとってよかったなとか農業しとるだけで声もかけてもらえるし、たくさんの人に
そこが農業のなんか、言葉にならんぐらいの暖かいサポートっていうのが一番やっとってよかったかなて
だけんなおさらそのいい活動ていうのを、ボリュームあげてからやっていければ、絶対人のためになるし!

 

宮本父 まぁ食にふれる、食にふれるっていうと表現の仕方があれだけど
収穫物に自分たちでふれたり、そのほっとしたところで、ただ興行的な部分とは別の意味合いの捉え方を認識してもらう
そういったのを農業としての意味合いはあるのかなというのは、ちょっと感じる部分もあります

 

宮本健二郎 感覚として子育てと一番近い感覚があるかなと
そのゼロの状態から例えば荒地だったらそれ耕すとこからして、土も可愛がって、今だと水耕栽培とかいうけど
結局は自然環境、太陽の光にしても空気にしても水にしても、結局その自然環境の中でゼロからタネをまくことで一がでて
それを商品になるのが10てするのなら10てしていけるていうのが、子育てと似たような、その思い入れていうか心がちゃんと通うのが農業かなて思うのが一番いいかなと。

 

宮本父 そういうのを今やPR材料として

 

宮本健二郎 そりゃおるよビジネスだけん

 

宮本父 PR材料としてそういう心の中に育った農産物として認知されれば、トマトとかミニトマトとか、いろんな自分たちのgiftの品物に消費者がふれた時
ちょっとほっとするというか、じゃあこれ買ってみようかって

 

宮本健二郎 最終的には今こうやって記事にするために話しよるけど、記事にする、食べただけじゃどうしても伝えたい内容伝わらんし、
ただ美味しいとか、自分の好きな味とか、その食べることでしか通せない発信だけどやっぱこいういう今の時代ていうことで記事にするとか動画にするとか
その自分らの声を伝えるっていう情報発信ていうのがあるけんこそ、そのストーリーていうか自分らの思いが届くのかなっていう思いがあるけん、
この活動っていうのは強めていかんといかんのかなて改めて思うし
再認識したっていうか、今日話しながらね。

 

宮本父 まぁこれから先、会社の方の発展を望んで、giftを通しての品物が消費者に届いたとき、スーパーに並んでる品物と違ってこう
「あ、あの動画の時の」といったように手に取って見てもらえるというような、

そういうのがあれば、認知度がもうちょっと高まるかなっていうのはありますね〜

 

松崎 ですね

 

宮本健二郎 今までの作る農業から、今からこう何ていうんだろうな、発信していく農業に、また農業が盛り返すためのその今からの仕事っていうか
かなり出てくるだろうけん、それを最後の締めじゃないけど
農業を通してまた景気が最終的に回復すればいいなぐらいの感じで、ますますちょっとgiftは仕掛けていこうかなと!

 

宮本父 行政側の方も、ちょうど同じタイミングが巡ってきよるけんですね
タイアップしながら、情報を共有しあいながら、次のステップに結びついていったら、面白い展開ができるかなと思う。

 

松崎 ありがとうございました。

 

宮本健二郎 宮本父 ありがとうございました。