農業インフルエンサー宮本がい草農家「茣蓙蔵十平」に行ってみた

農業インフルエンサー宮本が、い草農家「茣蓙蔵十平」畑野農園に行ってみた

こんにちは。

農業インフルエンサーを目指してるHARVEST代表の宮本 健二郎です。

「農業王に俺はなる!」

私、宮本が熊本の農家さんにフォーカスし様々な農業・農家事情を皆様にお届けしたいと思います。

今回は熊本県宇城市小川町にあるい草農家「茣蓙蔵十平」畑野農園におじゃましてみました。

 

「茣蓙蔵十平」

現在、六代目として日本伝統のい草農園を営まれておられます。

茣蓙蔵十平とは初代「畑野 十平」さんという方から継承されている由緒ある名前と

い草を蔵で管理するという意味で「茣蓙蔵十平」という名前で生産販売をおこなわれております。

 

100年以上もの歴史がある、い草農園の茣蓙蔵十平さんを早速覗いてみましょう!

 

六代目い草農家、畑野さんに直撃インタビュー!!

茣蓙蔵十平 代表

畑野 泰人さん(50歳)

小川中学校、八代農業高等学校を卒業後
東京農業者大学校に通われたとのことです。

 

中学時代にはサッカーを盛んにされており全国大会にも出場されたそうで

かなりの腕前らしいですよ〜

ちなみに小川地区はサッカーの名門でかの有名な磯貝選手や巻選手も小川町出身らしいです!

 

その後、23歳で就農され現在27年のキャリアを持ったベテランい草農家さんです。

現在25歳になる息子さんに事業継承をしていきながら

家族代々日本の伝統に誇りを持ち、農園を経営されておられます。

 

茣蓙蔵十平の茣蓙がお客さまの元に届くまで

こちらのい草は2月末時点の写真なのでまだまだ赤ちゃんい草ですが、これから春に向けてすくすく成長していきます。

刈り取り予定は7月頃とのことです。

現在い草の栽培を2ha行なっておられ約30tのい草を加工し販売されます。

収穫したい草を蔵にて乾燥させ寝かせることで、高品質な素材ができるとのことで

こだわりポイントの1つらしいです。

乾燥したい草を丁寧に保管しその後同じ長さに選別している様子がこちらの写真です。

選別された「い草」

とても綺麗ですね〜

その後、茣蓙(製品化)にする編み込む機械に入れる前の長さや品質の見極めをされている様子です。

息子さんとのことでこれから茣蓙蔵十平の後継者として現在修行されておられます。

い草を1本1本機械で編んでます。

こんな大きくて精密な機械は初めて見ました!

肌触りをチェック〜♪

どんだけぇ〜(IKKO風)

とても滑らかでキメが細かく高級感溢れる純国産の茣蓙に触れてみました。

注文依頼に合わせ編糸や茣蓙の編み幅など設定され1枚1枚こだわり抜いてできています。

 

茣蓙蔵十平ならではのこだわり

 

動画は畑野さんが工程の中で1番こだわられている大事な作業らしいですよ〜

ほんとは企業秘密らしいです(笑)

 

ゆっくりゆっくり乾燥と加湿を丁寧に繰り返すことで茣蓙蔵十平のしっとり滑らかで

艶がある茣蓙ができるとのことです。

最高級の茣蓙を追求し人よりも工程が多く手間暇かかる作業を1番大事に考えられておられます。

研究と失敗からの改善され今に至るとのことでこだわりのご紹介を聞き

どのぐらい大変なのかを肌で感じることができました。

また、回数が増えたり面倒な工程を最重要に考えられていることがTHE職人ですね!!

 

出荷前の保管庫から出してもらい茣蓙の質感に触れてみました。

ほんとにしっとり滑らかで艶がありビックリしました(笑)

※もちろん保管庫は厳重に湿度などの管理を徹底されておられました。

 

伝えることの苦労と喜び

畑野さんの茣蓙はこだわりがあっていいですよね〜

こだわり?

農家の皆さんはみんなこだわってらっしゃいますよね?

自分が作った農産物はみんな最高と思うじゃん(笑)

 

こだわりだけでは販売は上手くいかない、自分が作る茣蓙をもっともっと表現していきたいな

特に伝えきれることがとても難しくて、それは販売も一緒だよね。

物に納得しないと買わないじゃん?

お客さんに伝え納得してもらうにはどうしたらいいか日々試行錯誤している途中です。

 

販売を思えば…

自分の商品(製品)のストロングポイント、ウイークポイントを把握して

自己分析して簡潔に伝える事が、できなきゃ売れないよ!

 

これまで訪問して頂いたお客様のなかでもしっかり伝えきれた場合には反応が違うし

伝わったと思える瞬間は一番喜びを感じることができますね。

 

とにかく!触ってほしい!!

 

作ること・そして伝えることができてこそ「茣蓙蔵十平」です(笑)

 

今後はもっと数々の賞などもしっかり取りながら

そのこだわりを表現しブランディングしていくことが大事だと思うので実現していきます!

 

歴史ある「い草」をこれからも100年続くように…

息子さんの七代目も益々発展していくとは思いますが

これからの農業・い草農家についてどう感じれられておられますか?

 

そんな簡単な発展はイメージしてないな…

現在で六代目を継承しているが

今後は息子の代をイメージしながら長く生き残れる茣蓙づくりをしていきたい。

また、一言聞けばイメージができる程のブランドを確立させたいな。

 

最盛期では八代・宇城地区で5,000件もあった、い草農家が400件に縮小している現状です。

しかし、い草って1人ではできないんですよ。

生産から加工までしていく中で沢山の職業(お付き合い業者)との連携がなければ

作りたい思いがあってもできません。

だからこそ地域で輪になって、い草づくり文化を後世に残したい!

 

応援してます!

私がこのインフルエンサー活動をすることで更に多くの人に伝わってほしいと思いました。

この農園・農業活動を伝えてからこそ「HARVEST」です!(笑)

 

いかがだったでしょうか?

今回はパンチきいた農家さんで色々圧倒されました(笑)

い草業界ではとても有名な茣蓙蔵十平、畑野さんのご紹介でした。

 

今回の取材で初めてい草文化に触れることができ

日本伝統の畳や、い草の良さを再認識しました。

普段の日常にある畳を支えている職人のことや大変さを知ることができ

この誇れる日本文化である「い草」と熊本の良さをしっかり届けます。

 

農業ってやっぱいいぃ〜!

 

今回もまた素晴らし農業と生産者と出会える事ができました。

今後も熊本から旬で明るい情報を紹介していきます!

 

今回、取材にお伺いした際の内容を畑野さんもブログでご紹介されておられます。

是非ご覧になられてくださいね〜♪

茣蓙蔵十平〜四季刻々〜

↑ 茣蓙蔵十平さんのブログです。

 

 

農業インフルエンサー宮本 健二郎の冒険はまだまだ続く…

 

次回の農家さん突撃インタビューもお楽しみに〜♪